フェルメール展について
日本の美術展史上、最大級のフェルメール展です。
フェルメールの現存する作品のうち、9点あまりがやってくるとい、驚きの美術展で、これだけ一度に日本でみられるチャンスはこれっきりの可能性が非常に高いのではないでしょうか。
美術展の詳細
こちらの美術展は東京と大阪の2か所で開催されます。
●東京展 上野の森美術館 2018.10.5~2019.2.3
【日時指定入場制 音声ガイドが入場者全員無料】
一般:2700円(2500円) 大学・高校生:2000円(1800円) 小中学生:1200円(1000円)
休館日:12月13日(木)
●大阪展 大阪市立美術館 2019.2.19~2019.5.12
一般:1800円(1600円) 大学・高校生:1500円(1300円)
休館日:月曜日
東京展と大阪展で若干の違いがあり、展示作品も一部時期で変更されるので、絶対に見たいという作品がある方は1度調べてみると安心です。
作品紹介
こちらはフェルメールの作品の中でもよく知られている傑作、『牛乳を注ぐ女』です。
若い女性が牛乳を注いでいる様子を描いた作品。
がっしりとした、たくましさを感じる体つきから、彼女が労働階級の貧しい女性であることが感じられる作品になっています。
日本初公開の『赤い帽子の娘』
※こちらの作品は12月20日(木)までの展示。
今回の東京・フェルメール展で一番小さな作品になります。(ノートよりも小さいサイズ)
『真珠の首飾りの女』
フェルメールがモデルに好んで着せたといわれている黄色い服を着て描かれている女性が、真珠の首飾りを結ぼうと鏡を見ながらリボンに手をやっている様子が描かれている作品。
今回日本に来ている作品で、こちらと同じ服が描かれている作品も一緒の空間に展示されているので比べてみると面白いです。
『取り持ち女』 追加出展が決まった作品です。
フェルメールがはじめて描いた風俗画。後ろにいる取り持ち女と呼ばれる紹介者に仲介された客と娼婦が描かれている作品。
2019年1月9日(水)から展示される予定。
ここで紹介した作品以外にも、数点のフェルメール作品と、オランダ黄金期を代表する画家たちの作品(50点ほど)が展示されています。
美術展(上野)の様子・感想
東京・上野展は、日時指定という特殊なチケットでの鑑賞だったので、美術館の中は絵が見えないほどのひどい混雑というものはありませんでした。
ただし、平日の朝いちばんのチケットを持って、開場の30分前にはいったのですが、すでに100人以上は並んでいました。
フェルメールの作品はフェルメールルームといって最後にすべてまとめてあるので、朝いちのチケットでしたら、初めに最後のフェルメールからじっくりと見る方法がおすすめです。
全体的に作品数が少ないので、一つ一つの作品を時間をかけて楽しんでも、そんなには疲労は感じないのではないでしょうか。