ルーベンス展 2018

アート

ルーベンス展について

 

「王の画家にして、画家の王とよばれた、バロック美術の巨匠、ルーベンスの日本では最大級の美術展です。

 

美術展の詳細

 

●国立西洋美術館

 

●会期

2018年10月16日(火)~2019年1月20日(日)

月曜、2月28日(金)~2019年1月1日(火)、1月15日(火)休館

 

●チケット

一般:1,600円(1,400円)  大学生:1,200円(1,000円)  高校生:800円(600円)

中学生以下は無料

 

国立西洋美術館の入り口にあるロダンの作品

東京、上野の国立西洋美術館に開催されています。

国立西洋美術館はル・コルビュジエの建築作品として世界遺産に登録されている素敵な建物。

美術館入り口前の広場にはロダンの作品が展示されていますよ!

 

 

 

ルーベンスとは?

宮廷画家にして、大工房の優秀な経営者、そして語学が堪能で外交特使もつとめ、さらには家族愛にあふれているイケメンという、超人的だったルーベンス。

日本では、フランダースの犬のネロ少年が憧れていた画家として有名です。

ネロが見た祭壇画の中央部分

ネロ少年は最後、このルーベンスの祭壇画をみながら、愛犬パトラッシュと共に召されていきました。

 

 

ルーベンスと家族

 

ルーベンスは30歳を過ぎてからイサベラという地元の女性と最初の結婚し、3人の子宝に恵まれますが、妻を若くして亡くしてしまいます。

その後、数年の後に16歳年下の女性と再婚。

さらに、5人の子供に恵まれ(末っ子は死後生まれた)ました。

ルベーンスに一時期同居していたほど仲の良い兄が若くして亡くなっていて、その遺児たちの後見人にもなってサポートをしていたようです。

 

彼は家族をモデルにした作品を沢山残していて、そこに描かれている表情などからも、家族に向ける愛情深さのようなものが感じられます。

 

 

 

工房の親方としてのルーベンス

 

当時は、工房で親方のもと弟子として修行を積み、その後親方登録をして自分の工房を開いて独立をするという流れで画家になりました。

工房では弟子と分業して制作を行い、依頼主に納める作品の制作をすすめていました。

 

ルーベンスは自分がどれだけ作品に手を入れたかで細かく値段設定を行い、沢山の注文に対応して沢山の作品を残しています。

画家としてだけではなく、親方、経営者としても優秀な人物だったようです。

 

 

 

 

作品の紹介

今回のルーベンス展に展示されている絵画の一部を紹介します!

 

クララ・セレーナ・ルーベンスの肖像

ルーベンスが自分の楽しみのために描いた私的な絵
そのため、顔などは丹念に描かれているが服などはラフに描かれています。

 

 

セネカの死

皇帝から自殺を命じられたセネカを描いた作品。
歳を重ねたように見える顔と、彫刻のようにムッキムッキの体とのアンバランスさが不思議な作品。
顔のみをルーベンスが描いたと考えられています。

 

 

エリクトニオスを発見するケクロプスの娘たち

女神から開けてはならぬと言われた籠を開けて見てみると中には脚が蛇の尾になっている赤ちゃんが入っていたという場面。
女性たちの体は彫刻に血が通ったような表現がされています。

 

 

美術展の様子・感想

金曜日の夕方美術展に行ってきました!
結構人はいましたが、すごく混雑しているというほどでは無かったかな。
特に行列ができていたということも無かったです。
(作品を見るときも、タイミングにもよりますが人が邪魔で見れない、見にくいということも無かったです。)

ストレス無く作品を鑑賞することができました!

 

作品はどれもとても素敵!
特に、『クララ・セレーナ・ルーベンスの肖像』はネットや雑誌などでも紹介されているので、ご存じの方も多いかと思いますが、実物を見るのと印刷物などとは雰囲気が全然違うことに驚かされました。
顔が丹念に描かれていて、描かれている人物の作者との空気感のようなものがより強く感じられました。
少女がとても生き生きとしていて、実物の絵画と、ネットや印刷物ではこうも違うのか・・・と驚かされた一枚です。

 

 

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